サンプルカップシリーズ
サンプルカップシリーズは、品質管理を徹底しています。
■低い溶出性(サンプルカップシリーズ全てに適応)
下記のHPLC用移動相とアセトニトリルを別々にサンプルカップに封入し、約40時間後にこの液をサンプルとして分析、溶出成分の有無を調べました。(右図)
分析条件
カラム:
ULTRON VX-ODS 5μm 150 × 4.6 mm
移動相:
10 mMりん酸緩衡液(pH 3)/
アセトニトリル、50 : 50
検出:UV-267 nm、1.0 x 10-2 AUFS
試料量:100μL
■高い気密性(サンプルカップに適応)
サンプルカップ内にエタノールを封入し、45℃まで加温したとき、内部の蒸気圧(約20kPa)によるキャップの抜け上がり、およびキャップからのリークは認められませんでした。
サンプルカップ ⅠA, ⅡA
■特長
- キャップの材質は、ニードルが通りやすいポリエチレンを使用し、さらにセプタムに切り込みを入れました。
- カップ材質は、高品質ポリプロピレンを使用。
- 外形サイズは、事実上の世界標準となっている12φ×34mmで、島津HPLCオートインジェクター SILシリーズに適合します。
- 容量は、小容量200μLと標準容量1.5mLの2種を用意しております。
サンプルカップ褐色 ⅠB ⅡB
サンプルカップに、直射日光や紫外線から試料の変質を防ぐ褐色シリーズをラインナップに追加しました。着色に無機顔料を使用しておらず、従来の褐色バイアルの問題点である試料の吸着を最小限に抑え再現性を向上させています。もちろん溶出試験済みです。
■特長
- 直射日光や紫外線による試料の変質を防げます。
- カップ材質は、最高品質のポリプロピレン樹脂を採用しました。プラスチック容器につきものの「溶出」や褐色バイアルにつきものの「試料の吸着」も十分に管理されています。
- セプタムと一体成型のキャップは、材質にニードルが通りやすい軟質ポリエチレンを用い、寸法精度を上げて気密性をさらに高めました。
- キャップ部分は切れ込みを採用していますので針の貫通が容易です。
- 外形サイズは、事実上の世界標準となっている12φ×32mmで、島津HPLCオートインジェクター SILシリーズに適合します。
- 容量は、小容量200μL と標準形1.5mL の2種類からお選びいただけます。
- ディスポーザブル性を考慮した経済的価格設定。
どちらも千個単位で1個当り42 円です。
遠心分離機対応 サンプルカップ ⅤA, ⅤE(半透明)
遠心分離した試料を、別容器に移し変える必要が無いので、サンプル前処理時間、コストの短縮可能です !!
サンプルカップ VE
試料を遠心分離した後、カップ底部に設けた円錐状の突起が沈殿物の浮遊を抑えますので、容器を移し替えることなくHPLCオートサンプラーに装着できます。
サンプルカップ VA
遠心ろ過デバイス(※)が装着できます。遠心分離機で試料をろ過した後に、容器を移し替えることなくHPLCオートサンプラーに装着できます。
(※)デバイス PALL GHP NANOSEP MF 0.45 μm
スペーサー(12mL遠心分離機用)